北陸方面バスツアー(2日目)

このバス旅行の目的の雪の大谷へ向けて出発です。
先ずは立山に向かって移動。
立山は、珍しい野生動物や、高山植物が群生していて、外来種や病原菌の侵入を防ぐ意味合いで、マイカーでの入山が規制されています。

ケーブルカーとバスで雪の大谷がある室堂へ行きます。
移動ルートとしては、トロリーバス、ロープウェイなどを乗り継ぎ、長野県側に突っ切ると言う、「立山黒部アルペンルート」を通って移動します。

立山駅(475m)・ケーブルカー

傾斜角24度。最大29度と言う急勾配を登り、美女平駅へ

美女平(977m)・バス

美女平からバスで室堂へ向かいます。
所要時間は50分。
この間、色々と見所があります。
バスの運転手さんが止まってくれたり、ゆっくり通過してくれたり。
「左に見えるのが、立山杉です。」
ほうほう。
「正面に見えるのが、日本一落差のある滝・称名滝です。」
日本一!凄いねぇ。
「ちょっとバス進めますね。左側からご覧下さい。」
また左・・・。
それから、バスは室堂に向けてグイグイ登って行きます。
ブナの原生林を抜けて景色が広がります。
何か美女平〜室堂のバスは、
【左側に乗るのが良いらしい。】

雪の大谷ウォーク

室堂に到着。
メインイベントの雪の大谷ウォークへ。
凄いな。雪の壁だ。
除雪車がGPSで誘導されながら、美女平から室堂への道を除雪して、掻き上げられた雪が壁を作ります。
現在の最高地点は、『13m』だそうです。
警備している人が言うには、
「13mって書いてますけど、10m位ですかねぇ。今年は雪が少ない感じです。6年前は、24m積もりましたから、この3倍位の高さがありました。」って。
凄いな。
「来るなら、ゴールデンウイーク前の4月終わり位が空いてるし良いですよ。」との事です。
それにしても、雪の照り返し恐るべし。
目がヒリヒリ痛い。
【サングラスが必要です。】

立山そば

バスツアーの添乗員さんに、
「お昼ご飯を食べる時間は特別設けてなく、各自、時間のある時に食べて貰います。購入出来ず食べられないって事が無い様に準備して下さい。」って言われてました。
「室堂のレストランを予約するとか、お弁当を手配するのは承ります。」って。
レストランがあるなら、何とかなるだろうと、小さいマスの寿司だけ予備で持っていました。
立ち食いだけど、ここ、凄く雰囲気が良い。
ここで蕎麦食べよう。
白エビかき揚げそばとか肉ごぼうそばとかあります。
肉ごぼうそばだな。

カウンターのおばちゃんに食券を渡します。
美味い。なんかわからんけど美味い。歩いて登った訳でもないけど、こう言う場所の蕎麦とかなんか美味い。
そうだ・・・。この上の湧き水の事聞いてみよう。
「湧き水、今は出てないんじゃないかな。ここの蛇口から出るのと同じだよ。」って。
ペットボトルに汲んでくれました。
素朴な疑問・・・。
おばちゃんにここに住んでいるのかと聞くと、富山市内から来てるって。
2時間位かけて?
それとも別に授業員ルートがあるのかなぁ。
にしても、大変だな。
室堂ターミナル内を色々みて回ってみました。
標高が高く、気圧が低いから・・・。
スナック菓子がパンパンになってます。

室堂(2450m)・トロリーバス

移動開始です。
次は立山・雄山の下に掘られたトンネルを通るトロリーバスに乗ります。
細いトンネルだけど、スイスイバスは進みます。
運転手さんが凄い。

大観峰(2316m)・ロープウェイ

大観峰と言う室堂の山の反対側に来ました。
山の反対側の景色も絶景です。
下に見える湖が黒部湖。
黒部の太陽とかで知られている、黒部ダムのダム湖です。
この斜面に沿ってロープウェイが引かれています。
ワンスパンでは最長だそうです。
「景観を損ねない為に柱を立てていない。」のか、「雪崩が多くて立てられなかったのか」どちらが正しいか解りませんが。

黒部平(1828m)・ケーブルカー

次の乗り物は、またまたケーブルカーです。
この急勾配を降りると黒部湖へ着きます。

黒部湖(1455m)

黒部湖駅から次の乗り物の駅・黒部ダム駅へは、黒部ダムを通って徒歩です。
ま、ダムの端から端まで歩くだけだけど。
にしても、かなり大きいダムです。
このダムが昭和31年から始まり、7年で造ったって言うのだから、日本の技術は凄い物です。
それから50年も経つって言うのも凄いです。
残念ながら、放水は6月末からだと言うので、見れませんでしたが、夏や秋に来て見るのも良さそうです。
黒部湖レストハウスでダムカレーを食べる。
ダムが観光名所になっているところは、大体ダムカレーがあります。
ここの2色ダムカレーは辛口カレーとグリーンカレーの種がアーチ式ダムに模されたご飯で堰き止められてます。
ダムカード付いてないのかな。
ダムデータが載ったトレーディングカードみたいなものなのです。
集めちゃないけど、あるなら欲しい・・・。
貰えなかったけど。

黒部ダム(1470m)・トロリーバス

最後に扇沢と言う駅までトロリーバスに乗って立山黒部アルペンルートは終了です。
8駅、4種の乗り物を乗り継いで、日本アルプスの標高差2000m、25kmの距離を突っ切りました。
立山には登った事があるけど、突っ切ったのは初めてだったから楽しかったな。