2軒の「美家古鮨」(浅草橋)

お昼ご飯を食べに出ました。
浅草橋で気になる店があって。
どちらもお寿司屋さんなのですが、どちらのお店も、
『柳ばし代地 美家古鮨本店』って書いてあるのです。
美家古鮨って言えば、浅草に有名な店があるけど、関係してんのかな?
お昼のお寿司だから、ちょちょっと食べてハシゴするのも問題ない。
で、2軒とも回ろうって訳です。

美家古鮨 立喰処

扉が開いているので、中の状況は見えやすい。
ひとり客がいる様です。
取り敢えず、入ってみる。
本当に立喰寿司です。
「いらっしゃい。蛇口で手洗って下さい。あ。箸もありますから。」と。
本当だ。カウンターに沿って小さい流しが付いていて、所々に蛇口が。
隣のひとり客を見ていると、その上のステンレス台の所に頼んだお寿司が並ぶ様です。
ネタ札を見ると、75円〜175円の幅で15種位並んでいます。
う〜んと。
鯖とカンパチを頼む。
ものすごく狭いのですが(カウンターと調理台で店内2分割)、板さんの無駄のない立ち振る舞いで、ほんの数秒で出てきます。
美味しいし早いし、江戸のファーストフードと言うのが良くわかります。
頼むと2貫づつ出てきます。
次があるから、5種類位にしておこう。
にしても安いな。
ゲソ@75。これは煮詰めを付けるか聞かれたので、煮詰めで。
カンパチ、〆鯖、イワシ@100。
穴子(煮)@175。
お会計お願いします。
「1050円です。」って。
と言うことは、表示の値段は1貫の値段です。
あれ?
550円×2だから1100円ぽいけど。
醤油皿とか下げたからサービスしてくれたのかな。
それとも、江戸っ子気質で細かい事は気にしないのかな。

滞在時間は本当に5分間。
本当にファーストフードだ。

美家古鮨本店

文化五年がいつになるかわかりませんが、かなり古いお店の様です。
伝統の味とも書いてあるし。
「昔ながらのの煮切で食べる」って書いてあるのも、歴史がありそうです。
看板から見るに、「柳ばし代地 美家古鮨『本店』」までが店名で、その浅草橋支店と言う事なのでしょう。
入ってみると、
「ランチでよろしい?」って。
このお店もサササとポンポンと出てきます。
マグロ、えび、イカ 等7貫と巻物で900円。
安いな。
そう言えば、江戸時代の寿司って、拳代の大きさだったって聞いたことあるな。
それでシャリが多いのかな。
煮切って初めて見た気がするけど、醤油を煮詰めて煮詰めてってことなのでしょうか。
ちょっと私には辛い感じでした。
ごちそうさまです。

わかった事は、2店は違う店です。
寿司のスタイルが違います。
そして江戸前寿司のはしごは無理。
思いの外、シャリが多い。

ちょっと歩こう。