魚屋の台所(札幌・二条市場)

ホテルに朝ごはんは付いていましたが、折角なので食べに出ました。
すすきののホテルから歩いてテクテク二条市場まで。
二条市場は、ネットの書き込みでは、観光客相手で少々高めとか、余り良いイメージで書かれてない様ですが、今でも市民の台所としても使われているとかも・・・。
賛否両論です。
どこで食べても、それなりの値段がするし、旅行ならば「折角だし!」って気持ちも働くので、そう言う時は気にせず思いで作りをするべきと思います。
ひと回りしてみていると、「海鮮丼とか如何ですか?」と、声を掛けられました。
魚屋の台所・・・。
声を掛けられたのも何かの縁。
このお店で食べましょうかね。
のれん横丁と言う建物の中の・・・。

奥にお店がはありました。
メニューの説明が始まりました。
「海鮮丼は並、上、特上とあります。ご飯の量は変わらないのですが、上にのる具がですね、どんどん豪華になっていく訳です。」って。
(大体想像通りですけど、一生懸命説明してくれるので黙って聞きます。)
じゃ、特上にしようかなと言うと、
「いま、礼文のウニが旬なんです。特上にもウニはのるのですが、ウニ丼に使うウニとは違うのを使っています。うちのウニ丼は特別なんで、ぜひ食べてもらいたいです。ウニ丼。如何ですか?」と、
ウニ丼を薦められました。
魚とかも食べたい気持ちもあるんだけどな・・・。
そこまで言うなら、ウニ丼にしようかな。
「絶対に後悔させませんから!!」と、とにかく元気に勧めてくれました。

ウニ丼が出てきました。
ウニだけがビッシリ。
がごめ昆布の吸い物付きです。
「それでは、食べ方を説明させて頂きます。」
え〜。丼に食べ方があるの?
かっこめば良いのでは・・・。
「先ず、横に着いているウニは、海鮮丼用のウニです。それを召し上がって下さい。其の次にウニ丼のウニを食べてみて下さい。」
なるほど。ウニが違うので食べ比べろと言うことですね。
わかりました。
「次に・・・。」
えぇ?まだあるの?
「これは、少しやらせて頂きます。」と、丼の端の方をスプーンでグチャグチャに。
「ウニの細胞を崩す様にしっかり混ぜると、甘みが増すのです。」って。
へー。わかりました。
「海鮮丼のウニ、ウニ丼のウニ、崩した所と1、2、3の順番で食べて下さい。1、2、3です。」
・・・。
やっと食べれる。
丁寧な説明ありがとうございます。
ウニは確かに違う。
どことも一緒の感じのウニと恐ろしく甘いウニ。
更に崩したウニは甘みが強かったです。
「上等な卵かけご飯って例えてます。」って。
いや、卵かけご飯と言うと、ウニに失礼でしょう。
別の食べ物です。
でも、卵かけご飯にウニって言うのは合いそうだな。
早々良いウニに出会うことはないので、頼んで良かったです。
いままで食べたウニ丼の中の5本、10本の指に入ります。
来てみて良かった。