親戚と『みんなでニセコにラフティングしに行こう!!』と言う企画が持ち上がる。
休暇を取ればどういったスケジュールでも合わせられそうだし、土日なら飛行機で行って帰る事も問題ない。
けど・・・。
せっかくなので、何か面白い事を・・・。
『そうだ!寝台列車で行ってみよう!』なんて事を思いついたのです。
「9月6日で1泊の予約が取れたよ!」と連絡が入る。
9月6日に泊まって9月7日にラフティングと言う計画の様です。
9月5日のお昼までに札幌に行けば良いみたいなので、9/5の寝台特急で9/6着のが取れれば良いか。
寝台電車が好きな人のホームページとかを読むと、「寝台電車のチケットを入手するには、並々ならぬ努力と根気が必要なのです!」とか書いてある。
「発売日は出発の1ヶ月前の10:00なので、ジャストに端末から発券して貰える様にみどりの窓口でお願いしましょう。それでも入手する事は確実ではありません。」って事も。
電車好きの人達凄いな・・・。
取れなかったら飛行機で当日行けば良いし。
ま、取れたら良いな的にみどりの窓口へ。
休み前だからか、みどりの窓口は長蛇の列。
結構待って、9/5の札幌行き寝台特急のチケットが取りたいと窓口の係りの人に伝える。
端末を長い間カチャカチャと叩いて、
「全席ほとんど埋まっています。が、1席だけ『B寝台解放』が空いていますが、どうされますか?」って。
どういうタイプか聞くと。
なにかの冊子を持って来て、
「この様な2段式の席で、空いているのは上です。」と、写真を見せてくれました。
これは・・・、知らない人と4人同じスペースで到着地まで過ごすというタイプです。
外国人旅行客と友達になったりする事もあるんでしょうか?
はたまた・・・。
そう言うのでも、まぁ良いか。
取り敢えず、チケットは確保です。
でも、せっかくなら個室が良いなぁ。
ホームページとかに「キャンセルが出る可能性も高いので、思いついたら窓口に確認しに行きましょう。」と口々に書いているので、行ってみました。
すると、案の定、そんなに上手くはいかず、
「全ての席で満席ですね。」って言われました。
そりゃそうか。
窓口のお姉さんに、
「まだ、日もある事ですから、諦めずにキャンセルを待たれてみては・・・。他の日とかは・・・。」と言われ、
予定があるので、その日で無ければならない事、個室の空きがあれば変更したい事を伝えると、
「キャンセル待ちをされますか?」って。
えっ?!できるんですか?
聞くと、出来ますよって。
そんな事出来るなら、好きな人がホームページに書いていると思うけどな。
順番待ち、何番目位だろうか・・・。
特に申し込み用紙とかなく、切符を買う時の区間を書く紙に名前と連絡先を記入して下さいとの事でした。
「承りました。」って。
乗車3日前までが期限だそうです。
キャンセル待ちで取れたら連絡があると。
「それ以降は申し訳ないですが・・・。」って。
それでも良いですよ。
宜しくお願いします。
しかし、どういう仕組みで行われるのかな・・・。
色々とホームページを見ると、空席の確認はホームページでも出来ず、みどりの窓口でしか確認出来ない。
そして、空席があるかは端末でしか確認出来ないと言うことです。
と言うことは、キャンセルは全国のみどりの窓口で受けている訳で、キャンセルを受けたら全国に、
「キャンセル出ましたよ〜!」って発信すると言う事も考えづらい・・・。
もしかして・・・。
このお姉さんが暇をみては確認してくれるって事・・・なの?
もしそうならば、むちゃくちゃ親切な人です。
もし、みどりの窓口のお姉さんがいつも確認してくれるのなら・・・。
と、ちょっと気になって北斗星のチケットキャンセルの事を調べてみました。
どうも、北斗星のチケットは、旅行会社に「先行販売」されていると言う事の様です。
パック旅行の為に確保しているのだとか。
そして、そのキャンセルは10日前迄だとキャンセル料が掛からないので、
①10日前にキャンセルが出やすい
と、言う事の様です。
それから、乗車3日前からは30%のキャンセル料が掛かる為、結構手放すこともあるのだとか。
②3日前にキャンセルが出やすい
どうも、これらの日がキャンセル狙い目の様です。
「当日にキャンセルが出ることもあるので、係りの人に聞いてみましょう。」とも。
確かにこれは大変だ・・・。
電車好きの人は、確かに努力を惜しんでいない様です。
キャンセル待ちが出たと言う連絡はなかった。
それまでに人気なのか「北斗星」は。
運行日3日前までと言われていたので、もう連絡は来ない。
キャンセル狙い目でダメだったのなら仕方ない。
出発当日。
用事があって東京駅の前を通ったので、ダメ元でみどりの窓口に行ってみる。
当日の北斗星の個室に空きがないか聞いて見ると、
「今日は満席ですね〜。」って。
やっぱりね・・・。
どのクラスの席も一杯なの?と、もう一度聞いてみる。
「そうですね・・・。あっ!!デュエットなら空きがあります。」って。
あるの?
「これです!」ってチケットを見せてくれました。
「特急料金が倍ですけど、良ければ処理します。」って。
良いです。それで。
チケットを交換して下さい。
運があったものです。
滅多に乗らないのだから、少し高くても良いや。
これも経験。
ついでに乗車券も購入。
当日、運良く『寝台特急北斗星のデュエット個室のチケット』を手に入れることが出来ました。