みさきまぐろ切符

みさきまぐろ切符は、京急が発売しているお得な切符です。
「マグロの漁港」として有名な三浦半島の三崎への集客を考えた切符と思いますが、これが成程本当にお得な訳です。

切符の構成は、

①品川から三崎口までの往復乗車券
②三浦半島の三崎地域のバスのフリーパス
③提携店舗でのマグロ関連メニューの食事
④水族館、温泉施設などの無料利用権です。
品川出発で、大人3,060円。

品川~三崎口までの運賃が930円なので、往復2,000円弱。
食事が1,000円程度としても、これだけで、まぐろ切符の代金です。
食事も中には、「1,000円じゃ食べられないだろう」と言うものもあるので、十分元が取れると思う切符です。

元が取れる取れないに関わらず、それほど行く機会のない三崎の観光とか含めて良い切符なのです。

みさきまぐろ切符を使って遊びに行こうと言う事になりました。
品川駅集合して出発です。

京浜急行本線・快特(三崎口行き)で約1時間。

三崎口に到着です。

ここからは、バスでの移動ですが、なかなか悩ましのが、マリンパークのある油壺へ向かうか、三崎漁港の三崎港に向かうかなのですが、食事処が多いのは三崎港です。
(油壺マリンパークを加えるなら、三崎口で食事をすると言うのが良いのかもです。)

三崎港に向かう事になり、バスで移動。
約20分位で港に到着です。

三崎館本館

取り敢えず、昼食です。

25店舗の提携飲食店(切符で食事ができるお店)の内、三崎港周辺の飲食店は14店舗。

丼ものや刺身定食や握り寿司や、お店それぞれのマグロ料理メニューが、切符の案内パンフレットに写真付きで載っているので、見た目で選ぶも良しです。 

今回は、観光物産館前にある渋い老舗の料理旅館・三崎館本館の『まぐろ切符御膳』をチョイスしました。 

なかなか風情のある建物です。 

創業明治41年と言うから、相当な老舗です。

直ぐに場所を準備するという事なので、暫し待ちます。

然し運が良いです。

実はこの切符の使い方のキーは、食事をスムーズに取れるかどうかにあります。

待ち時間が長いと、次にしようという事が進まないので。

にしても、凄い数の靴の数です。

どうも、結構お客さんが沢山入っているようです。 

雰囲気のある階段を上って、2階の部屋に通されましたが、宴会場が大騒ぎの様相。

そして宴会場には、巨大なマグロのカマ焼きが運ばれていきました。

宴会場からは歓声が。

マグロの町と言う感じです。

窓側の港も見えて良い雰囲気の部屋です。 

まぐろ切符御膳とは。 

まぐろの刺身、尾の身のてんぷら、マグロの酒盗、マグロの皮ポン酢。

マグロの酒盗とか皮ポンとか、結構珍しいので面白い。

マグロの尾の身のてんぷらも、お肉の様な食感で美味しい。

城ヶ島

バスに乗って城ヶ島大橋を渡り、三崎港の正面に見える島、城ヶ島へ。
城ヶ島には、施設券が使える温泉があるので、温泉に入る前に島を散策です。
島の裏側に『馬の背洞門』と言う、波の浸食で穴が空いたという岩があるというので、そこまで歩いてみることに。
なかなかの景色です。
ちょっと東京湾とは思えないほど海も綺麗です。
馬の背洞門までの道でヤマユリが咲いていました。
自然もいっぱいです。

馬の背洞門

馬の背洞門とはよく言ったもので、確かに馬の背中の様に見えます。
然しこの穴が開くのにどれくらい掛かるのか。
台風18号が接近しているからか、風も強く、波が高かったです。
馬の背洞門から丘に登って、城ヶ島京急ホテル方面へ。
バス停から馬の背洞門までは結構距離があって、それなりに運動になりました。
温泉へ向かいます。
道にはすすきが。
もう秋です。

城ヶ島京急ホテル

ここで、施設券として温泉に入ります。 
温泉は、海側の露天風呂とかもあって波の音も良いBGMです。

聞くと、ホテルの正面に天気が良ければ富士山が見えるそうです。
残念ながら見えませんでしたが。
まぐろ切符の付属券はこれで使い切りました。

帰りの運賃込みと考えたら、本当にお得な感じがします。 
品川で下車。
秋の小旅行でした。