世界遺産 マラッカ

マラッカは、2008年7月、マレーシアでは初のユネスコ世界文化遺産に登録された街です。
1400年マラッカに漂着したスマトラの王子・パラメスワラが国を建てたのがマラッカ王国の始まり。
早くからイスラム教を取り入れ、イスラム国からの商船を積極的に受け入れたマラッカは東西貿易の重要な中継点として繁栄します。
1511年にはマラッカの利点に目をつけたポルトガルがマラッカを制圧。
マラッカ海峡での東西貿易の覇権を得たポルトガルですが、マレー半島で採れる錫に注目したオランダにより撤退を余儀なくされる事に。
1642年ついにマラッカはオランダによって獲得されました。
1824年の英蘭条約後マラッカは正式にイギリスの植民地としてイギリスに割譲されましたが、太平洋戦争中は日本が占領。
戦後興ったナショナリズムにより、マラッカだけではなくマレー半島全土で独立運動が盛んになり、1947年、ついにマレー連邦としてマレーシアは独立する事となります。
15世紀に興ったマラッカ王国と16世紀初頭のポルトガル、オランダの支配の歴史を大きく反映し、東アジア、東南アジアにおいて類をみないユニークな建築様式、そして文化的な町並みを構成していることが高く評価されてのことです。
では、街ぶらします。
マラッカは時系列として、
マラッカ王国時代 1400年〜
ポルトガル時代 1500年〜
オランダ時代 1650年〜
とあります。
オランダ広場

旧オランダ総督邸が並ぶマラッカを代表する、あの赤い建物がが並ぶ場所です。
キリスト教会

オランダ時代に建てられた、木造のプロテスタント教会。
白い十字架が映えています。
マラッカ川沿いに海の方に歩いてみました。
なかなか、色々な文化が混ざり合って、不思議な雰囲気を出しています。
ん?
これ何かな。
マラッカタワーって書いてあるけど、登る感じじゃない。
というか、展望台が上に無い。
取り敢えず、入ってみるか。
チケットを買い、円形の椅子が並ぶガラス張りの部屋に入りました。
まさか・・・。
そのまさかで、部屋がクルクル回りながら上に登っていきます。
これがマラッカ海峡。
貿易の要所とされた。
街を上から眺めると、これまた美しい。

サンチャゴ砦

ポルトガル時代の砦の跡です。
砦からは陽気な歌が響き渡っています。
なんかギターを弾きながら歌っている人が居座っている・・・。
絵を売ったりもしています。
街を見回せる小高い丘に登ってみました。
セントポール教会跡

これもポルトガル時代のものです。
教会の中にはその時代のポルトガル人の墓石が残されていました。
丘を下りて、繁華街のジョンカーストリート方面に行ってみましょうか。
中国っぽい街並みの通りです。
そろそろ昼食にしますか。
マラッカ名物のチキン・ライス・ボールを食べてみます。
昼食後、また街をブラブラ。
本当に色々な文化が混ざり合っています。
中国系の寺院やヒンズー系の寺院とかもありました。
それにしても暑いな。
なんか飲み物でも・・・。
このお店で白珈琲ってのを飲んでみようか。
注文すると、氷が入った容器をジャカジャカ振りながら、店の中から持ってきてくれました。
水辺の道を歩いてみましたが、ここもまた良い雰囲気です。
フランシスコ・ザビエル教会

歴史地区からは少し離れた場所にあるポルトガル時代の教会です。
このアーケードもなんだか素敵です。
あっ。
マラッカタワーの展望室が上がってる。
こんな感じで動くんですね。
いや、満喫しました。
と言うか、体力電池が切れそうです。
帰りのバスは19:00って事だったけど、変更できないかな。
取り敢えず、マラッカターミナルに行ってみますか。