金子半之助(日本橋)

日本橋に買い物があって出てきました。
久し振りに天丼でも食べようかと行列に列ぶことにします。
時間も少し早いからか、思ったよりは行列は大きくない様ですが、流石に休日・土曜日なのでいくらか列ぶ事になりそうです。
ザックリと行列を見ると、気の遠くなります。
お店の前に3列、通りを渡って後も見ると30m位はありましょうか。
『金子半之助』というお店で、金子半之助さんと言うのは日本調理師会の理事長をしていた方だそうで、日本料理界では結構な有名人だそうです。
近くに「天ぷらとごはん」というお店もあるのですが、絶対に天丼が食べたい気分なのです。
お店の前にメニューがありますが、あるのは天丼のみ。
ご飯の量をどうするかと、味噌汁を付けるかどうか。
色々と作り分ける訳ではないにに、なぜに並ぶか、と言うと、今までカウンターにしか座った事ないですが、1階のカウンターはわずか6席程度です。
2階には上がった事はありませんが、面積から考えて16~20席といった感じじゃないでしょうか。
席数が少ないのだと思います。
店前の列まで来ると、注文を聞かれます。
天丼普通、味噌汁を付けて注文。
やっと順番がきた。
「2階にどうぞ。」と、初めて2階へ。
あ。やっぱり。4人掛けのテーブルが4つ。16人です。
注文しているとは言え、少し時間が掛かる様で、黒豆茶を飲みながら待ちます。
お。来た来た。
天丼は、お値段の割に具だくさんです。
海老が2本に穴子、貝柱とイカのかき揚げに温泉玉子の天ぷら、ししとうに海苔。
丼からはみ出しています。
これで950円とは驚きです。
相席になった前の席のおばさまは、丼を見て、
「こんなに量食べれない・・・。」とつぶやきました。
「丼が上げ底になっているので、ご飯の量はその器にいっぱいいっぱい入っている訳ではないですよ。」と伝えると、ちょっと箸を入れて、
「本当だ。」と少し安心した感じでした。
とは言え、食べにくいのは確かなのです。
具沢山過ぎて。
なんとも贅沢な悩み。
温泉玉子を潰すタイミングも難しい。
なにはともあれ、とても美味しい天丼です。
並んだ甲斐があった。
ご馳走様でした。
ちょっと、プラッとするかな。
あ。
日本橋の袂の桜が先起こっています。
桜と狛犬(と遠くに麒麟)。
なかなか絵になります。
そろそろ、千鳥ヶ淵も見頃を迎えている頃かな。
会社行く前に歩いてみるか。