江戸っ子(亀有)

つい最近、京成立石の江戸っ子の前を歩いて、ふと思い出しました。
立石の江戸っ子の看板には、「立石の関所」って書いてあって、そう言えば、10年以上前に「亀有の関所」というお店に行った事があったなと。
その時は、まだ江戸川を越えた千葉県とかに住んでいて、その当時の知り合いから、
「亀有に有名なモツ焼き屋があって、関所と呼ばれている。モツは鮮度が命だから、人気のお店は回転率が高く新鮮なモツが食べれる。だから美味い。」という意見と一緒にお店を教えて貰った覚えがあります。
あの頃はまだ若く、そういう「大衆的な酒場」に入るにも勇気が要って、あまり詳しくは覚えていない感じなのです。
時を(年を)経た今!今なら楽しく入れるだろう。
と言う事で、記憶を頼りに行ってみる事にしました。
各駅停車のJR常磐線で北千住駅から2駅。
少年漫画誌の長寿キャラクターで有名な亀有駅に到着。
金色の漫画キャラクターが迎えてくれました。
えっと、確か常磐線の下り方向に向かって左手に出て、少し戻りながら駅から離れていく感じだったような・・・。
あ。何か焼き鳥屋な匂いがしてきた。
あそこだ。
なかなか、シブい店構えです。
「どうぞ!奥座れますから!どうぞ!」と、お店の前に行くと招き入れられました。
お店の構造は面白くて、お店正面は路面の立ち飲みスペース。
正面に向かって左右に入り口があって、左側が立ち飲みスペースへの入り口、右側がカウンターイス席への入り口になっていました。
カウンターイス席の最奥の空いた席へ。
壁に、
「週刊現代で東京一と言われた 特製ハイボール」という貼紙があったので、
ここはと、「ボール」と注文。
なんだか、こういったお店の注文にも慣れてきました。
メニューの貼紙に目をやる。
モツ焼きは、結構な種類がありました。
何にするか迷うのも何なので、「みつくろい」という4種類のセットを注文。
「味は何にしますか?」との質問に、取り敢えずタレで注文。
その後、周りの注文を聞いていたら、幾つかの味がありました。
塩。これは予想の範囲内です。
味噌。オリジナリティがあるので、追加の時に言ってみましょう。
あと、煮込みも頼んでみますか。
「豆腐しかないけど、食べられます?」と、腰の低い温和な感じの質問。
豆腐だけでも注文してみます。
みつくろい(おまかせ4本)

レバー、肉だんご、シロ、カシラ
なんと大ぶりな串。
一般的な大串と表記されているお店の串よりも大きい感じです。
モツが話の通り新鮮なので臭みも無く、また、タレが美味。
モツ煮込み(豆腐のみ)

煮込みの味は、濃すぎずアッサリに感じます。
混じっているモツの欠片は、柔らかく、モツ煮込みが美味しい事がわかります。
豆腐だけでも美味。
さて、何か追加しようか。
聞いてみると、1皿4本での注文で2種混合は可能だそうです。
「あ。コブクロは4本1皿ね。組合せ出来ないから。」と言う事です。
メニューの値段を見て納得です。
1本90円の串4本1皿注文ベースの値段設定になっています。
大体の値段が360円です。
何皿か、何杯かでカウントする様です。
「何食べました?」の質問で、お奨めの串を注文する事にしました。
レバー、シロ(味噌)

味噌と言っても、味噌が濃い訳ではなく、ベースは醤油でほんのり味噌という味付けです。
結構、好きな味。
塩も食べたいかなと思いましたが、結構ボリューミーで悩む。
「ラストオーダーのお時間ですが。」
え?声を掛けられた時間が20時半前。
この手のお店にしては仕舞が早い。
結構売り切れが出るお店みたいなので、閉店時間がそもそも早いのかな。
とは言え、ちょうど良い時間なのかも。
ご馳走様でした。
今度は塩を注文してみます。