ゑびす(四ツ木)

少し前に京成線に乗ってみて、ふと思い出した事がありました。
京成立石を散策していて、歩き回っていると、隣駅まで来てしまった事があって、そこで感じの良さそうなお店を見つけたのです。
で、入ってみたのですが、すこぶる雰囲気の良い昭和酒場だったのです。
あのお店に行ってみようかと、また、京成線に乗って四ツ木の駅まで。
四ツ木とか立石は、一世を風靡し、野球しかなかった少年スポーツに、「サッカー」と言う新しい風を吹き込んだスポ根(?)漫画『キャプテン翼』の作者に関係があるのか、各地にキャプテン翼のキャラクターの銅像や「大空公園」なんてのもあるくらい、翼推しの町です。
(そう言えば、南葛ってチームが主人公の所属チームでしたが、南の葛飾って事みたいです。)
駅を出て、荒川沿いの首都高高架下が見えたら、右に曲がって太めの道があって・・・。 
結構歩いたよな・・・。 
踏切があったんだな。 
確か、この三叉路の所に・・・。
あ!
店名と暖簾は一緒だけど、建物が綺麗になってる!
そうか・・・。
建物は建て替えちゃったのか。
お店自体は変わりないだろうから、取り敢えず入ってみよう。
『ゑびす』というお店です。
前のお店は超横長で、出入り口の引き戸に面してカウンターになっていて、ズラッと人の背中が並んでいた記憶があります。
新しいお店では、縦に長いカウンターがあり、小上がりもありました。
綺麗な店内。
カウンターの隙間、空いている席に座りました。
短冊のお店だったのは、変わりなく、カウンター正面には短冊がズラリと並んでいます。
先ずは、下町なので、
「ボール下さい。」と注文。
ハイボールでしょう。
さて何を頼もうかな。
隣の人が頼んでるあれが豪勢そうで良いな。
カワハギのお刺身

カワハギの生き造り風です。
尾頭付きと言うのか。
これが400円って言うのだから破格の値段です。
大きい肝が入った醤油皿。
肝をつぶして刺身に絡めて・・・。
美味です。
あ。
あの伝票形式は健在だ。
伝票と言うのは、短冊形の伝票に記載していくのではなく、テーブルにチョークで書いていくのです。
前のお店では、目の前に書いて言っているのを見ましたが、新しいお店では、一段下がった所に書き込んでいる様です。
こんな所も昔ながらなのでしょう。
さて次は・・・。
青柳のヌタ

久々に青柳のヌタを食べる。
そう言えば青柳のヌタって、見る様なイメージがあるけど、滅多に出会わないな・・・。
あまり一般的ではないのだろうか・・・。
ヌタ味噌は甘味少な目で酸味が少し強い感じです。
青柳が瑞々しい。
雰囲気はやはり少し変わっているかな。
いや、店の雰囲気は変わっていても、お客さんのワイワイガヤガヤは変わっていない。
どじょう柳川

荒川が近いからか、川魚の料理がありました。
どじょうの柳川。
この鍋が良い感じですね。
昔から使われている様な。
どじょうは開きです。
夏に食べたいスタミナ料理が、このお値段とは・・・。
コストパフォーマンス高すぎです。
いや、良い感じのお店に来れて良かった。
とは言え、超遠回りの途中下車と言えないルートだから、帰るのが大変だ・・・。
美味しかったし、まぁ、良いか。
ご馳走様でした。